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スタインベルク・ベルリン

かつてベルリンに、スタインベルクというピアノメーカーがありました。1908年に創業されたそうですが、1929年の世界恐慌で一度倒産してしまい、その後、経営者が変わったりしたのですが、結局は上手くいかず、1940年に完全倒産。32年という短命で歴史の中に消えてしまったのだそうです。

そのスタインベルク社で作られたグランドピアノが数年前にボロボロの状態で日本で偶然発見され、時間をかけて丹念にオーバーホールされました。その幻のピアノのお披露目があるということで、来月の演奏会が行われる代々木上原のムジカーザまで行ってまいりました。

画像を見てお分かりのように、艶消し黒の渋い面構え。大きさは奥行き2メートルほどでしょうか。出てくる音はこれまで記憶にないもので、剛柔同居しながらも優しくて、何だか懐かしい響きがしました。3人のピアニストが演奏しましたが、3人の音の違いがよく分かり、柔軟に対応してくれる楽器なのかもしれません。

我が家のベヒシュタインも今年ちょうど100年を迎えます。古い楽器が再生されて、また命が吹き込まれる場面に今回立ち会ったわけですが、何だかとても嬉しくなってしまいました。

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