塚原 理 公式サイト
ピアノマニア
- 2012-03-29 (木)
- 未分類
公開されてから随分経つのですが、ようやく映画『ピアノマニア』を観てきました。平日の昼間ということもあって、観客は自分を含めたったの6人(笑)
この映画は音楽界でも通常はスポットを浴びることのない「調律師」を主人公にした異色のドキュメンタリー映画なのです。
主人公の調律師シュテファンと、ランランやブレンデルといった有名ピアニスト達の交流も描かれてはいますが、この映画のハイライトはフランスのピアニスト、エマールがバッハの『フーガの技法』をレコーディングする時の調律師とピアニストとの共同作業のシーンにあります。
次々と高いハードルを課す完璧主義者のピアニストと、職人としての意地とプライドを懸けて、無理難題を丹念にクリアする調律師。まさしくピアノマニア同士の闘いなのです。
プロの仕事とは何か、そして音楽の深遠な世界をダイレクトに見せてくれる非常に興味深い映画です。そんな私もピアノマニアのひとり(笑)。私イチオシのこの映画、ぜひ御覧下さい。
富士山
- 2012-03-13 (火)
- 公演後の日々(不定期更新)
調整
- 2012-03-07 (水)
- 公演後の日々(不定期更新)
グランドピアノの解体ショーではありません。笑
昨日は半年に一度の自宅のピアノの「調整」でした。弦の張力を正確な音の高さに合わせる、いわゆる「調律」は月に一度のペースで行ってもらっていますが、何せ100年前のピアノなので、半年に一度、鍵盤から弦に伝わるメカ全体をチェックする「調整」が必要なのです。まあ人間でいうところの人間ドックのようなものでしょうか。
リサイタルの練習で老体にムチ打たれ、過重労働させられたために、今回はだいぶ色々な箇所で調整が必要でした。これによって全体がノーマルな動きにリセットされ、抜群に弾きやすく、そしてコントロールしやすくなりました。100年前のピアノですが、弾きにくさとは無縁です。
ピアノ本体から外された鍵盤をそっと押してみると、内部で、もの凄い精巧な動きを見せてくれました。ピタゴラスイッチのあの装置なんか足元に及びません。笑 その動きを見ているだけでニヤニヤと楽しめる自分は相当なピアノマニアなんでしょうね。
再会
- 2012-03-04 (日)
- 公演後の日々(不定期更新)
長年懇意にしてもらってる吹奏楽団から声をかけていただき、5月に開かれる定期演奏会のエキストラ出演の依頼をいただきました。今日はその練習に初参加してきました。3年振りの再会です。
今回自分が参加する曲は吹奏楽のオリジナル曲3曲と、レスピーギの『ローマの噴水』。ピアノが活躍する曲ばかりで、譜読みもなかなかボリューミー。笑
一般の吹奏楽団も最近は低年齢化が進み、中学生、高校生がメンバーに加わってることも多々あるのですが、この楽団はキャリアの長い方のほうが多く、40代50代が多勢で下は大学生までと幅の広い年齢構成なのです。長年かけて築いてきたアットホームな雰囲気があって、これまで何度も、気持ちよくご一緒させていただいています。
去年、とあるジャズのビッグバンドの催し物で、それこそ上は80代の年配者から大学生に至る様々なバンドが一堂に会するコンサートに伺ったんですが、年齢ごとにサウンドに大きく違いがあって、重鎮バンドが何とも柔らかい響きを出しているのを聞いて感心したことがあります。
若さ溢れる金管楽器の直進的な音も魅力的ですが、今回ご一緒するこの吹奏楽団は一種の滋味を持った、いぶし銀のアダルトサウンドと言えるかもしれません。一味違う吹奏楽にもし興味をお持ちになられた方がいらっしゃいましたら、ぜひ足をお運び下さい。
ル・ノワールウインドオーケストラ http://www.le-noir.info/
アンコール
- 2012-02-12 (日)
- 公演後の日々(不定期更新)
早いもので、リサイタルから2週間が経ちました。終わって最初の1週間は何だかバタバタしていましたが、先週あたりからようやく日常に戻り、次のプロジェクトに向けて、練習も再開しました。
嬉しいことに、この2週間、沢山の反響があり、沢山の感想を頂きました。ありがとうございます。その感想の中にアンコールの曲目を教えてほしいという内容が多かったもので、今日のブログはこれを取り上げようと思います。アンコールの曲目は
1.亜麻色の髪の乙女(ドビュッシー)
バルトークで高まった興奮を少しクールダウン出来るよう、選曲しました。ドビュッシーの作ったメロディでもっとも知られているものかもしれませんね。素晴らしいピアノの響きに自分でも弾きながら、美しく感じました。
2.白鳥(サンサーンス ゴドフスキー編曲)
今回、この曲の問い合わせを一番いただいたかもしれません。「塚原が編曲したのか?」という声もありましたが、私は編曲しておりません(笑)。ゴドフスキーは1870年ベルリン生まれの作曲家で、ショパンのエチュードをさらに難しく編曲した作曲家として知られております。白鳥も見かけの美しさに比して、内声が対位法的に複雑に扱われ、演奏するのはなかなか困難です。
3.アヴェ・ヴェルム・コルプス(モーツァルト リスト編曲)
コーラスを経験されたことのある方は必ず一度は歌ったことのある曲かと思います。私もコーラス出身なので空で歌えます(笑)。モーツァルトの作ったオリジナルの調性と違い、ロ長調という神秘的な調をリストは選択していますが、ピアノが極めて美しく響くことを知りつくしているリストならではの調性だと思います。最後にこの曲を持ってくるなんて、「クリスチャンなんですか?」という質問もいただきましたが、私はクリスチャンではありません。
実は3曲のドビュッシー、ゴドフスキー、リストには共通点があります。いずれも、私の所有するピアノメーカー「ベヒシュタイン」のピアノにちなんだ作曲家で、それぞれベヒシュタインピアノを所有し、その音色をイメージしてピアノ曲を作曲したとのことです。
なので、これらの曲を自宅の古いベヒシュタインで弾いてる時間は格別なものがあります。緊張とは無縁の、自分ひとりの密かな楽しみなのです。
白と黒
- 2012-02-02 (木)
- 公演後の日々(不定期更新)
こんばんは。3日おいてのブログ更新です。
思いのほかこの拙いブログを読まれてた方が多く、「リサイタルが終わったらブログも終わりなの?」という声が多々聞かれました。
どこまでやれるか分かりませんが、この後も不定期に更新しようと思っています。
お付き合いのほど、改めて宜しくお願いします。
さて、昨年公開された映画『ブラックスワン』をご覧になった方、沢山いると思います。
主人公がバレエ「白鳥の湖」で白鳥と黒鳥の両方を一人で演じなくてはならなくなり、
その対称的な役を演じる苦悩を描いている映画なのですが、私はその主人公の苦悩にずいぶん共感したものです。
今回のリサイタルで演奏したリストのソナタのなかにも邪悪なブラックスワンと天使のようなホワイトスワンが同居していました。そして、ドビュッシーの映像はまさしく「光」と「影」の描写なのであります。
今回のリサイタルのプログラミングをする際に、この対称的な「黒」と「白」をひとつの軸にしようという企みが浮かびました。そしてその企みは曲目だけでなく色々な所に散りばめてあります。
例えば衣装。前半と後半でお色直し(?)がありましたが、前半の白スーツ(間近でみるとグレーなのですが、客席からは白く見えたとのことです)に対して、後半の黒の燕尾服。
そして、プログラムを開けると一枚めくるごとに白いページと黒のページが入れ替わります。
そして表表紙と裏表紙には、対称的な漆黒のバックと光の中でのポートレート。
そして、アンコールに応えて演奏した曲の中には「白鳥」が。。
まぁ、遊び心ではあるのですが、今回ちょっとこだわってみたかった部分なのです。やり過ぎだという声もあるかもしれませんが。笑
あとは演奏そのものに「白」と「黒」を感じていただけていたならば良かったのですが、
これは表現力そのものがまだまだ未熟だったかもしれませんね。
御礼
- 2012-01-29 (日)
- 公演までの日々(毎日更新)
本日無事にリサイタルが終了しました。寒い中、御来場いただいた300人を超えるお客様。本当にありがとうございました。終了してから既に数時間が経ちますが、皆様の温かい拍手に未だ感激しております。舞台から見た客席の光景、脳裏に深く刻まれました。本当に幸せでした。ありがとうございました。
そして、スタッフの方々お世話になりました。皆様の協力無くして今回のリサイタルは成立し得ませんでした。本当に心強かったです。安心して演奏に臨むことが出来ました。ありがとうございました。
念入りに用意してきたつもりですが、本番の演奏はやはりキズがありました。ただ勢いだけに任せて、突っ走る部分もありました。でもそういう部分含めて、全て自分の肉体から生み出した音楽はわが子そのもので、何物にも変えがたいものだと思います。
とはいえ、今はまだ興奮の真っ只中にいるので、全体を総括することはできないのですが、今の気分はまず「楽しかった」ということ。そして、無事に終わって 「ホッとした」気分と同時に、終わってしまった淋しさがないまぜになった状態です。
もう数日はこの気分を反芻することになるのだと思うのですが、明日は朝から仕事です(笑)こちらも手を抜かずやらなくてはいけません。
沢山の人に支えられて今日この日を無事に迎えることが出来ました。ありがとうございました。もし、感想やメッセージ等ありましたら、info?soiree-musical.com (?を@に置き換えて下さい。)までどうぞお寄せ下さい。
本当にありがとうございました。
塚原 理
最後の晩餐
- 2012-01-28 (土)
- 公演までの日々(毎日更新)
今夜の夕飯は京都の薬師庵のきつねそばとコールスローサラダ。取り合わせはちょっといまいちですが(笑)、どちらも愛情がたっぷり入った最後の晩餐。きつねのおあげが甘くて最高でした。
早いものであっという間にリサイタル前日となりました。先ほど来ていただける方のリストを見ていたのですが、どの方も私にとって縁のある大事な人達ばかり。その方々の前で自分の演奏をご披露出来る喜びで、今いっぱいです。
集大成ではありません。自分ではまだまだ通過点だと思っています。でもこの2012年1月29日の演奏は生涯一度だけですし、その瞬間が皆様の記憶に刻まれるのなら、こんなに嬉しいことはありません。
明日はどんな演奏が飛び出すのか、自分もワクワクしています。素晴らしいホール、素晴らしいピアノ、そして素晴らしいお客様と豊かな時間を共有できるよう精一杯の演奏をいたします。
どうやら明日も冷蔵庫のような寒さだということですが、皆さんどうぞ暖かくしてお出掛け下さい。宜しくお願い致します。
(あと残り1日)
ビートルズ
- 2012-01-27 (金)
- 公演までの日々(毎日更新)
とっても意外に思われることが多いのですが、私、実は熱烈なビートルズ信者なのです。
もちろん彼らの全盛期の頃に産まれたので、タイムリーに聞いていたわけでは無いのですが、その音楽の素晴らしさに目覚めて、はや20年近く経ちます。
最初アイドルから出発した彼らが次第にアーティストに変貌していく過程は、まるでクラシック音楽史の発展のようですし、それに彼らが60年代という時代を強烈に写しているのが大変興味深いのです。
授業ではビートルズ音楽史を毎年行っていますが、ちょうど今頃がもっとも音楽的に充実的な時期を扱うので、CDを流す度に、センセが一番盛り上がっています。笑
ここ最近のお気に入りは「涙の乗車券(チケット・トゥ・ライド)」「エリナ・リグビー」「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」なのですが、このお気に入りのランキングも時期によって入れ替わります。今日授業で聞いた「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」は感動したなぁ。
趣味に走るガッコのセンセなのです。笑
(あと残り2日)
お好み焼き
- 2012-01-26 (木)
- 公演までの日々(毎日更新)
お好み焼きは我が家では比較的定番料理で、失敗なく作れる自分の十八番でもあります。
いつもはキャベツや長ネギを自分で包丁で切って作るわけですが、さすがに本番3日前に、包丁は握れません。でも最近はカットされた野菜や冷凍物があるのでそれらを使って作ってみました。
材料は、千切り済みのキャベツ、冷凍物のきざみねぎ、豚ひき肉、それととろけるチーズ、そしてこれが我が家のオリジナル「キムチ鍋の素」。
これをお好み焼きの粉と水、卵、揚げ玉と練りあわせて焼くだけなのですが、焼く時はフライパンを使います。焼き時少しだけコツがいるのですが、それは割愛。
あとは焼きあがったものに、お好み焼き用ソース、青海苔、鰹節、マヨネーズをかけて食べるのが定番かと思うのですが、自分はその食べ方以外に、酢醤油とラー油を混ぜ合わせたものをかけて食べるのが好きなんです。今夜もそれでいただきました。
キムチの素が入るので、お好み焼きとチヂミの中間のような味でもあり、あるいは餃子の中身とも似ているかもしれません。意外かと思われますが、酢醤油は絶妙な組み合わせなので、ぜひお試し下さい。
以上、今日は、私の100あるレシピのうちの一つを紹介しました。(100は嘘です。笑)
(あと残り3日)
- ブログ内検索
- Feeds
- Meta










